【家探し】おとり物件に騙されたので、おとり物件の特徴と見分け方・対策を解説する。【注意】
こんばんは、なめらかmanです。
この前の記事で書いたとおり、就職が決まり現在ひとり暮らしに向けて物件探しをしているところです。
そんな最近なんですが、家探しのポイントも知らず闇雲に家探しをした結果、僕もやられてしまいました。
そう、おとり物件に引っかかったのです・・・・・・・・・・。
おとり物件に引っかかってしまうと時間を大幅に無駄にするだけでなく、最悪の場合望まない物件を不動産屋のゴリ押し営業で契約してしまう可能性もあります。
これから賃貸物件を探す人には僕のように時間をムダに、そして望む物件に住んでもらいたい!!!
なので、僕自身が引っかかった手口を公開するともに、騙されたからこそ感じたおとり物件の特徴や見分け方、引っかからないための対策を解説したいと思います。
おとり物件の意味
では、そもそもおとり物件ってなんでしょう。
物件を探す機会なんてそうそうないので、知らない方も多いと思います。
僕も知りませんでした・・・・。
かなり単純化してしまえば、客を店舗におびき寄せるための物件です。
客をおびき寄せるために、家賃などの条件を実際より良いものにする形の「おとり」もあれば、そもそも入居者がいるのに広告を出すという形の「おとり」もあります。
このおとり物件の一番厄介なところは、結局広告に載っている物件に入居することはできないことです。
不動産屋からしてみれば、あくまでも客をおびき寄せるためのものでしかないため、最初から広告の物件、広告の条件で紹介するつもりは全くありません。
こんなことが本当にあるのかと思うかもしれませんがこれが現実なのです・・・・・・。
家探しではおとり物件に本当に注意しなければなりません。
※おとり物件は、そのほかに「おとり広告」「釣り物件」「釣り広告」などと呼ばれることもあります。
騙された手口
僕自身が騙された手口は簡単に言えばこんな感じです。
①ネットでいい物件を見つけたので、「おっ!」と思い空いているか確認
②不動産屋から「空いてます!」と元気のよい返事
③実際にワクワクしながら不動産屋へ
④「実は埋まってしまって・・・・・」「実はワケあり物件で・・・・・」と言い、その後すぐ「こちらの物件はオススメですよ!」と別物件をおすすめされる
おそらくこれが最も典型的なおとり物件で店におびき寄せる手口です。
ポイントは、問い合わせに対しては空いていると答えること、実際に店舗に行ってみるとその物件をそもそも見せてくれないことです。
お恥ずかしい話ですが、僕は4店舗・物件で言えば10件ぐらいこのやり方でやられました。
もっと早く気づけよ俺・・・・・・。
おそらくおとり物件が不動産業界には蔓延していると思われます。
ほんとただの時間のムダ!!!
なぜ、おとり物件を出すのか
じゃあ、なぜこのおとり物件は存在するのでしょうか。
当たり前ですが、このおとり物件は法律(具体的には宅建業法・景品表示法など)に反しており、違法です。
実際にも違反し、措置命令が出されたいうニュースもあります。
ミニミニ福岡、実在しないマンションの部屋で「おとり広告」 景品表示法違反で措置命令 - 産経WEST
にもかかわらず、おとり物件が多いのは不動産業者にとっておとり物件を出すことのリスクよりリターンの方がはるかに大きいからです。
おとり物件を出すメリットとしては、なんといっても店舗の売り上げが上がることです。
そしてお問い合わせをしてくる客は、家探しをしている良客なわけです。
そんな客を店舗にさえ来てもらえれば契約してもらえる可能性が高く、売り上げが上がる、こういう仕組みです。
これに対して、デメリットとしては行政機関から措置命令を受け、店舗の評判が落ちる、罰金、最悪宅建業の免許の停止・取り消しがあります。
これだけみれば、確かにデメリットが大きいように思います。
しかし、客がそんなことを知っているというケースはほとんどなく、業者の説明を鵜呑みにしてしまうため、違反が通報されることはほとんどありません。
また、問い合わせをしてから実際に店舗に行くまでの間に、本当に先に契約がされてしまうこともよくあるため、「おとり」であるかどうかを正確に判断することも難しいこともあります。
なので、不動産業者が受けるデメリットは実質的にはかなり小さいのが現状です。
おとり物件に引っかからないために
では、おとり物件に引っかからないためにはどうすればいいのでしょうか?
おとり物件の最大の特徴として挙げられるのは、条件があまりにも良すぎることです。
例えば、「梅田駅から徒歩5分 家賃5万円 1LDK 築5年」とかならほぼおとり物件と言って間違いありません。(東京だと新宿で家賃8万くらいになるのかな?)
良心的な不動産屋さんを見つけたので聞いてみると、不動産が値崩れをおこして相場から外れることはまずないそうです。
客側の気持ち(僕だけかな?w)としては、問い合わせだけなら無料なので、怪しいとは思いつつ問い合わせしてみると「空いてます!」との返事が来るので店舗に行ってしまい、おとり物件に引っかかってしまいます。
なので、相場から考えて条件が良すぎるものには注意しましょう。
その相場ですが、「LIFULL HOME'S」で調べることができます。
LIFULL HOME'Sー家賃相場
http://www.homes.co.jp/chintai/price/
ここで出てきた相場の家賃よりかなり安いのに、やたらと広かったりする場合は疑いがかなりあります。(なぜかおとり物件は安いだけでなくかなり広いw)
また、少し時間がかかりますが、検索エンジンを使って調べる方法もあります。
ネットで物件の情報を見たときに、ほとんどの場合に住所(途中まで)と築年月が書いています。
それらを「住所 築年月」(例えば「大阪市西区茶屋町 2015年1月」)と入力して検索してみてください。
それで条件が食い違っていたり、そもそも出てこなかったらおとり物件の可能性が高いです。
また、東京都と神奈川県東部限定ですが、実際に部屋が空室かをチェックしてくれる「おとり物件チェッカー」というサイトがありますので、その地域で家探しをしている人はそれを活用するのもありです。
ノマドーおとり物件チェッカー
https://nomad-a.jp/checker
他に個人的にかなり有効だと感じているのが、大手(エイブル、センチュリー21など)の店舗が取り扱っているかで判断するという方法です。
もちろん、フランチャイズでそれぞれの店舗が独立しているので100%大丈夫だとは言い切れません。
ですが、体感としては大手は下手なことはせず手堅く安全に物件を紹介くれる印象です。(不動産屋さんが言うには、下手なことをして大手の看板が外されると集客力がほとんどなくなってしまうらしい。)
ですので、suumoなどで物件を見る際は、取り扱い店舗の名前がCMで聞いたことあるような大手かも確認してみましょう。
僕が実際に使ったところでは、センチュリー21 はほぼおとり物件がありませんでした。
取り扱っている店舗については、物件の情報欄の下の方にあります。
SUUMOならこの欄です。
ここの欄をみて、大手が取り扱っているかを確かめてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
おとり物件を使うという手法がかなり広まっている以上、100%おとり物件を見分けるのは中々難しいのが現状です。
しかし、上の方法はおとり物件を見分ける方法としてかなり有効です。
簡単に言えば、
・相場を調べる
・「住所 築年月」で検索する
・おとり物件チェッカーを使う
・取扱店舗を見る
です。
これから家探しをする人は、おとり物件に騙されないように注意して素敵な家を見つけてください!
以上、「おとり物件に騙されたので、おとり物件の特徴と見分け方・対策を解説する。」でした~。